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NEW!石川優美&Pono Lani新リリース『Ho’omau’anaホオマウアナ』

2018.06.26 ハワイアンCD
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石川優美 & Pono Lani

『Ho’omau’ana』(国内盤)

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ボーカルとギターを奏でる優美さんと、スラック・キー・ギターのポノ・ラ二さん、日本のハワイアン界のおしどりデュオのおふたり。結成10周年の記念碑的アルバムを完成させました。

優美さんは元々ゴスペル・シンガーで、有名な亀淵由香さんの元で鍛えた余裕の声量と優しい深みのある歌声は日本でも屈指。ポノ・ラ二さんは、普段はふつうに会社で働くダブルワーク・ギタリスト。ある日スラッキー・ギターに目覚めて山内雄喜さんに夫婦で弟子入り、腕を磨いた経歴の持ち主です。

今回は贅沢にCDを2枚に分けて、それぞれのやりたいことを好きなことをやろうということのようです。優美さんが思いきり歌うボーカル盤と、ポノ・ラ二さんのスラック・キー・ギターがたっぷり聴けるギター盤に分かれています。

まずはボーカル盤。

1曲目「カレオハノ」はイズラエルの名曲。続く「アロハ・カウアイ」「プア・オレナ」とゆったりとしたテンポで気持ちよさそうに歌いあげるこの曲。安定した音程、完全に身を任せて聴ける安心感。日本人離れした低音の響きに魅せられます。ぐっとテンポを落として歌う「アロハオエ」も悲しい旋律と歌詞がじんわりと深く刺さるようです。バックの音はポノ・ラ二のギター以外はほとんど聴こえてきません。このあたりも気持ちよくさせるポイントになっているようです。

続いてスラック・キー・ギター編を聴いてみましょう。

スラック・キー・ギターのスタイルはいろいろあるけれど、彼は癒しギターの神様とも言われる巨匠レイ・カーネ直系である山内雄喜さんの弟子ということもあり、優しくメロウなタッチが魅力です。2曲目「ナ・ホア・ヘ・ナル―」は山内さんのギターも入って、2本でしか出せない心地よくも複雑な絡みが聴けます。全体に同じようなテンポで統一したことで、いつまでも聴いていたくなるような、まったりとした時間が静かに流れていきます。ボーカル盤と交互に聴いてもいいかな。

 

ひとことアロハコラム

今回の石川優美&ポノラニは、タワーレコード時代にインストアイベントに来ていただいこともあったりで、昔からずっと応援しています。歌が上手い奥さんとギターが上手いご主人。こんなご夫婦、居そうで居ないです。ご主人は会社勤めを辞めずマイペースで演奏活動を続ける、まさにハワイアンスタイル。そうハワイのミュージシャンはたいてい平日は他の仕事しています。二人の師匠の山内さんも、還暦くらいまでは家業のこんにゃく専門店の仕事を早朝からやっていましたからね。僕も彼らのワーキングスタイルに大いに影響されたものです。音楽の仕事をしていたタワーの時より、たくさんの音楽を聴く時間と気持ちの余裕がある今の生活も気に入っています。