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【フセボ先生のハワイ小噺】ウエディング・パ-ティ-に相応しい歌

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今回は“ウエディング・パーティーに相応しい歌”を採り上げます。

 

最も有名なハワイアン・ウエディング・ソングは“Ke kali nei”です。しかしIZの名前で知られているミュージシャン、イズラエル・カマカヴィヴォオレ(Izrael Kamakawiwo’ole)はある時野外コンサ-トで歌っている最中、一人の酔った白人に“ハワイアン・ウエディング・ソングKe Kali Neiを歌え”と言われました。IZはそれを拒んで、代わりに”Lei Aloha,Lei Makamae”を歌いました。ハワイ系の人にとってこれが本当のハワイアン・ウエディング・ソングであるとIZは主張したかったのです。

両方の歌の作曲家チャールズ・キング(Charles King)はウエディング・ソングを書いたとは思っていませんでした。1925年に世に出た彼のオペレッタ“Prince Of Hawai’i“でウエディングの場面で歌われたのはLei Aloha,Lei Makamae(愛しのレイ、大切なレイ)でした。Ke kali Neiがハワイアン・ウエディング・ソングと呼ばれている理由は歌詞“you are so precious, I pledge my love to you alone(あなたはとても大切、あなただけ愛することを約束する)だそうです。

私はフラ・ダンサ-とは花について話すことがよくあります。“どの花に例えられたいですか”のような質問もたまに出てきます。私は“’A’ali’i”と答えます。Ho’okenaが歌う“Pua ‘A’ali’i”と言う曲があります。アアリリは暴風に負けない花で歌はさまざまな困難を乗り越えた夫婦を象徴するそうです。

夫婦の協力を歌っている歌“Awaiaulu (別名Waiulu)も好きな歌です。

一節目:
愛をしっかり結んで
あなたがずっと(私と)一緒にいるように
正しいことをして
(そうすれば)二人が一緒にいることが相応しい

夫婦が互いに“He Aloha Ku’u Ipo(私の伴侶が愛しい)”と言えなければ問題です。ちなみにハワイの離婚率は今(2018年)12.6%だそうです。

一節目:
私の恋人は愛しい、私の大事な恋人
愛のスリルが心の深いところに響く

ヘレン・ディシャ・ビーマー(Helen Desha Beamer)は歌“KAWOHIKŪKAPULANI”を孫娘とCharles William Dahlbergのために作曲しました。結婚式は1941年4月3日でした。

一節目:
あなたは祖父母にとって首のレイです
両親にとっていとしい子です
愛情いっぱい大事にされています
私の胸でかわいがられています。

作曲家は孫娘カウオヒクーカプラニの小さい時を懐かしんでレイに例えます。子どもはレイに例えられました。なぜなら、子どもを肩車する時足がレイのように首の周りに来るからです。また子どもを抱いて運ぶ時腕がレイのように首の周りに来るからです。

Helen Desha Beamerは二人のためにもう一曲を書きました。曲名は“Pua Malihini”。Malihiniは異邦人や外国人を意味します。彼女は孫娘の夫を外国の花に例えました。

ところで、なぜハネム-ンと言うのでしょうか。
作家高橋千劔破の本“花鳥風月の日本史”に答えがあります:“古代ゲルマン民族の風習に基づいている。当時の新婚夫婦は一か月の間、ハチミツを発酵させた蜜酒を飲んだらしい。密酒は栄養に富み、人間の寿命を延ばす秘薬とされていた。貴重なものであり、そうそう飲むことはできないが、新しい生命を生み出すために結婚の一ヶ月間だけは、飲むことが許されたのだ。”