コラムコラム

第54回 元パンダナス・クラブ、ケネス・マクアカネの“アイランド・ヴォイス”

2015.01.27 ハワイアンCD
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KENNETH MAKUAKANE / THE WHITE BATHTUBKENNETH MAKUAKANE / THE WHITE BATHTUB
ケネス・マクアカネ / ザ・ホワイト・バスタブ
(ハワイ盤 MMC-1218)

今回のケネス・マクアカネ、パンダナス・クラブの“エー・ワイアナエ”の作者と言えば分かる人もいるはず。もちろん歌っています。
大ヒットコンピレーション・アルバム“PURE HAWAIIAN”に収録されていたこの曲を聴いた時はぶっ飛びました! スティール・ギターの使い方がカッコよかったことと、ワイアナエの山々を、大自然と触れ合い、挨拶しながら歩いて歩いて、どんどん山の奥へと進んでいくという詞の雰囲気どおりの、楽しく美しい曲でした。今もこの曲がダンサーに人気あるのも頷けます。見ててもとっても楽しい曲です。

ナレオの最近の代表曲“ミス・ユー・マイ・ハワイ”も彼の手によるものなんです。更にはライアテアとアネライカラニの発掘に深く関わって、それぞれのデビュー盤のプロデューサーでもありました。
ってことで、今最も忙しいアーチストの一人でもあります。彼の音の特長はギターの音色。ギターをググッと前に出して爽やかさを強調したり、スティールを今風に使ってみたりとアイデア満点。

そんなマクアカネの久しぶりの新作がこれです。この曲でフラ踊って下さい的な曲は少ないんだけど、何曲かのハワイ語タイトルの曲が心に刺さりました。特に10曲目の“カレオウワロイカポノ”って曲、泣けます。
その他、12曲目の“カウアイ”ラストの“マ・ナウィリウィリ”などが切なくて、いい感じ。職人と呼ばれる彼だけあって、今風のレゲエ調の曲もあるし、ちょっとR&B風の曲もあり。でもこれらの曲がどう聴いてもハワイの音楽にしか聞こえないのはやっぱり彼のヴォーカルが優しい上に“アイランド・ヴォイス”だから…。
この“アイランド声”、今考えた言葉なんだけど、ちょっと陽に焼けた、ちょっと甘い、ちょっと高い…。なんかわかりますか? うーん、この声が好きだからハワイアンから抜け出せないんでしょうね、きっと。

ってことで、いろいろな曲がごちゃ混ぜ、やりたいことを全部やったら18曲になっちゃった、っていう1枚でもあるけど、この“アイランド・ヴォイス”のおかげで、見事に1枚にまとまっています。
ひとこと“アロハ”コラム

昨年の今頃はサーフィン教室に通っていたことをこちらに書いていました。元気だったんだなぁ~。ほとんど春になった感じの先週、今週あたりですが、夕方になると決まって出てくる“微熱”のせいでサーフィンはずっとお休みです。かつて南極観測船に乗っていたと思われるお医者さんにもらっている漢方薬で結構改善されました。南極観測船? この先生の診察室や待合室には、そう思わせる南極での記念写真や感謝状がたくさん飾ってあるから、たぶんそうじゃないかと思っているんです。この先生、いつもニコニコしていてここに来るだけでも癒されるので、薬はまとめてもらわず、小まめに通ってもらうようにしています。