コラムコラム

第66回 ジェノア・ケアヴェのほんとの後継者はこの人ただ一人

2015.01.27 ハワイアンCD
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ダーレン・アフナ/アロハ・プメハナDARLENE AHUNA / ALOHA PUMEHANA
ダーレン・アフナ / アロハ・プメハナ
(ハワイ盤 DHC-80072)
ダーレン・アフナを聴くと、この人ほんとにハワイアンが好きなんだなっていつも思います。当たり前のことだけれど、そう思うんです。他のアーチストはちょっとジャズっぽいアレンジしてみたり、クムフラ系の男性は必ずカラオケっぽいのりでR&B歌うし、レゲエも歌いたがる。パラパライだってゴスペル好きでしょ。
でも、この人は違う。ハワイアン、中でも、トラディショナルな典型的なハワイアンしか興味がない。ピュアなんです。もっと言うと不器用なんですよね。他のことは出来ない。

考えてみたら前のアルバムから5年も経っているんだけど、あの美声は変わらずで、安定した素晴らしい歌いっぷり。それに自らが弾くオベイションの12弦、ダニエル・ホーのウクレレというシンプルな演奏で「ヒイラベ」「ナニ・カウアイ」「ヒロ・ワン」など次々に歌い上げます。
ダーレン・アフナは国内盤が出ないから知名度は今ひとつだけど、2000年に出た「CLASSIC HULA」は、マカハ・サンズの「GOLDEN HAWAIIAN MELODIES」 とともにフラの世界では名盤中の名盤として今も不動の地位をキープしています。

今回もこのピュアで不器用だけど、声とハワイアンを愛する気持ちだけは負けないよっていうこの人の歌を、障子越しに差し込む1月の午後の柔らかい日差しの中で聴いていたらとっても幸せな気持ちになりました。ずっとこのままでいて欲しい現代のジェノア・ケアヴェに乾杯です。

 

ひとこと“アロハ”コラム
毎年冬は鬼門で、朝から微熱が出ます。今年は生姜系の漢方薬も朝と晩に増やして対処していたのですが、今ひとつ効かず、お休みもなんとなくだらだらっと過ごしていてしまい更新が遅れてしまいました。ハワイからの新譜もほとんどなかったというのもあったんですけどね。 10年ぶりに元旦と2日がお休みで、元旦生まれの父と4日生まれの母とお酒を一緒に飲みました。 それと、CDを整理する時間もあったので、古いCDを聴き直して3連休の今日もその流れの中にいます。やっぱり80年代のジャズやソウルはいいな。アニタ・ベイカー/ラプチャー
昨日の晩聴いた「アニタ・ベイカー」の「ラプチャー」(輸入盤 60444)というアルバム、これも10年ぶりに聴きましたが、ほんとにすごい。このボーカル、芸術です。バックの演奏も完璧。最近音楽で感動していないなぁって方、私が完全保証します。是非聴いてみてください。