コラムコラム

第78回 進化を続けるハパのふたりが向かった先はタヒチなのか? いやもっと先なのかも。

2015.01.27 ハワイアンCD
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HAPA / MALIHINI
ハパ / マリヒニ
(日本盤ALOC-018)
「カ・ウルヴェヒ・オケカイ」や「レイ・ピカケ」ほど愛され、多くのダンサーに踊られてきた曲も少ない。歴史的名曲に新たな息吹を与え、聴き手をはっとさせるアレンジ。この2曲が収まったデビュー盤の大ヒットと、ケアリイ・レイシェルの登場がなかったら今のフラ・ムーブメントはなかったかも。それほど彼らはカッコいいハワイアンだったし、それまでブラック・コンテンポラリーやAOR的な音に慣れ親しんできた世代にピタっーとはまるサウンドだったんですね。

さて、ハパはその後3枚のオリジナルアルバムを出すものの、自然消滅してしまい、本土出身のバリー・フラナガンはベーシストのネイサン・アウェアウと新生ハパを結成。日本へも毎年訪れ大規模は縦断ツアーを行なってきました。しかしアルバムとなると、ライブやベスト盤はあったものの新録音は今回の「マリヒニ」が5年ぶり。
「マリヒニ」とはタヒチ語で「訪問者」、または「もてなしの心」という意味があるといいます。ツアーでいつも華を添えるチャールズ・カウプのパワフルなチャントで幕を開け、時代の空気を読んで、軽快なタヒチアン・ナンバーが数曲、ふたりの楽器の演奏レベルの高さを確認できる神秘的なインストナンバー、さらにはネイサンのソウルフルな歌が染みるバラードまで、今までのハパでは聴けなかったバラエティーある楽曲がずらっと並びます。タヒチアンの音源不足もこれで少しは解消されるかも。

僕はラストの「つらい時は振り返ってみてね。 家に帰る路のように僕がそこにいるから」 という愛する人や家族へのストレートなメッセージが切ないバラードが深く心に入ってきました。この曲があるだけで、聴き終えたあとに不思議な切ない余韻が部屋に残ります。一段レベルの高いハワイアン音楽が聴けるアルバムになったような気がします。

 

ひとこと“ALOHA”コラム

朝向かいに住むおじさんがゴルフへ出かけるテンション高い声で目が覚めました。時計は5時前。空を見上げるとオレンジ色とブルーが混ざる見事な朝焼けに遭遇。こんなラッキーもあるんですね。
ラッキーと言えば、いつも大桟橋ハワイフェスで買ってきては一度も咲かせたことのないプルメリア。家のすぐ裏に多分元サーファーのおじさんがやっている、やる気のまったくない花の卸屋さんがあります。そこ3鉢プルメリアがあるのに気づきました。プルメリアは最近ではスーパーでも怪しいものが売っていたりしますが、これは本物。でも毎日前を通っていても咲く気配がなく、万が一咲いたら買おうと思っていたらだんだん蕾が大きくなってきて、ある日ピンクの花を付けました。 さっそく買いに行ったら、それでなくても安い¥1,800を¥100引いてくれて、なおかつ適切なアドバイスも。大体10くらいの花が毎日咲いている状態です。いやー、プルメリアが家に咲いているっていいですね。なんとも贅沢な気持ちになります。
そんなこんなでいろいろなことがあった夏ですが、結構いい夏になっちゃってます。