コラムコラム

第15回 E Ho’i Mai I Ka Piko Hula! 「ワールド・インビテーション・フラフェスティバル2006」 第3話 ハラウ カウラカヒ、カウアイ島日帰り旅行・続き

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さて、展望台で無事、チャントと踊りを奉納した私たち一行は、ワイメア渓谷を眺めながら、アンティー・パティーからクムの先祖の話を聞くチャンスに恵まれました。 なんでもクムの祖先は、このワイメア渓谷に住んでいたのですが、たった1ドルで、広大な土地を譲ってしまったのだそうです。なので、「小銭をなげて供養するのよ」とアンティ。

しかし、こうして書いてしまうと、他愛もない話に変わってしまいますが、第12回のタロ畑の管理のことでも書いたように、土地のことについては、西洋的な現代人の感覚だけで判断してはいけない問題です。この10年、ハワイやハワイアンの人たちとは、メディアの取材を通して私なりに関わってきましたが、本当に複雑です。

ところで、私たちのハラウがコンペに出場するのは数回目になります。もちろん勝ちたい気持ちはありますが、こういう旅に出るとフラシスターたちとの一体感を強く感じます。私は家族のもとを離れているので、なおさら大切な存在です。ありがたいことだと感謝しています。

我がハラウは決して大きくありません、全体で20人前後。でも、皆とっても優しいです。そしてクムが一番働きますし、良く動きます。クムは我々のことをいちばんに考えてくれます。私からすれば10歳以上も年下ですが、本当に頼もしいクムです。
話が飛んでしまいました。 日帰り旅行の最後の目的地は、クムのおばさんの家です。彼女は、今回のコンペのチャントをクム、チャールズ・カウプと一緒に作ってくれましたので、彼女の前でチャントを披露しました。

彼女によると、本当のチャントをすると、雨が降ったり、風が吹いたりするものですが、それをオープンチャントというそうです。もしオープンチャントをしたら、「閉じるためのクロージングチャントをしないとね!」と、おっしゃっていたのが気になりました。日本の意識とも似ていますよね。開けたら閉める、奥が深いと思います。

結局、その日、帰宅したのは午後10時半。その夜、ベッドに入って1日の出来事を振り返っていたら、興奮して眠れませんでした。