コラムコラム

第15回 Kauai Beauty

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カウアイ島北海岸のハエナ・ビーチから望むバリハイ(マクア山)の風景はハワイ諸島の中でベスト5に入る僕のお気に入りの場所だ。

ジェームズ・ミッチェナー原作のミュージカル「南太平洋物語」が1958年にハリウッドで『南太平洋』というタイトルで映画化され、このハエナ・ビーチをはじめとするプリンスビル、ルマハイ・ビーチなどカウアイ島北海岸の美しい風景の中で撮影された。

もちろん僕はビデオ(今はDVD)を購入して何度も見ていた。物語の時代設定は第二次世界大戦中なのだが伝統的なポリネシアの世界と幻想的な‘楽園バリハイ伝説’を描いている。僕はこの映画のおかげでバリハイを望むハエナ・ビーチの風景は自分の中で思う‘古き良きハワイのイメージ’として大好きな風景の一つになったのだ。

だから実際にカウアイ島ハエナ・ビーチを訪れる前からこのビーチが好きだったのだ。

主題歌‘Balihai’(バリハイ)のイメージもこの風景にとてもマッチしていて、さらに遠い遠い古き良きポリネシアの世界へといざなわれていくような錯覚を感じてしまう。

そんな‘思い’のあるこの風景を今までに何枚も絵を描いている。
‘Kauai Beauty’と題した1枚は僕が今までにハワイの色々な場所を描いている理想のビューをもったハレ(家)のシリーズの1枚で、フルムーンの夜、波の音に耳を傾けながら古き良きハワイに想いをはせるフラガールを描いている。

部屋の中にはジンジャー、オーキッド、トロピカル・フルーツ、コアウッドのアンティークイトのスタンド、タヒチで使われている魚を捕る竹籠、日本製のグラスフィッシュ・フロートなど古き良きポリネシアを思わせる数々のアイテムを描いてみた。

ベツドの上に置かれているのはカウアイ島固有の植物‘Mokihana’(モキハナ)の実で編まれたレイだ。

このタイトル‘カウアイ・ビューティー’は美しいメロディをもった大好きなハワイアンソングでこの絵の感覚に合っていると思い題してみた。
ハエナ・ビーチから見るバリハイは僕にとってセークレッド・スペースだ。
ゆえにこれからも何枚もの絵を描いていく場所だと心に感じている。