コラムコラム

第30回 レコードジャケットに見るオールドハワイ

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昔のハワイアンミュージックのLPレコードのジャケットは当時の観光ポスターに匹敵する程、楽園ハワイのイメージをかもし出している。

定番はフラガール、ヤシの木、青い海、ロマンティックなサンセット、サーフィンなどで、特にワイキキビーチを題材にしたジャケットは海外、国内盤を問わず数え切れないほど存在し、そこには必ずダイアモンドヘッドが写っている。

アルバムの発売年数から推測すると、ジャケット写真のほとんどが1950年代から60年代にかけて撮影されたものが多く、高層ホテルのない写真がほとんどで、現在の混雑したワイキキビーチではなくのんびりとした優雅さを残している。ワイキキビーチと同じように数多く使用され、定番になっているのがフラガールの写真だ。ハワイアン、白人、東洋人と様々なフラガールの写真がジャケットに登場する。

レイを持っていたり、ウクレレを弾いていたり、フルーツ・バスケットを抱えていたりと、ほとんどお決まりのポーズで笑顔を振りまいている。

僕はハワイや日本の中古レコード店で古いハワイアンのLPレコードをよく購入するが そのほとんどが“ジャケット買い”だ。ジャケットの雰囲気と内容が両方とも良いのは少ないが、僕はLPジャケットをアートとしてもみているので、高価なアンティークのポスターよりLPレコードを部屋に飾るだけでもオールドハワイの雰囲気を十分味わえると思う。

またジャケットがブックレットになっているものも多く、古い観光ガイドブックを見て いるようで、少し色あせたカラー写真のオールドハワイの風景が楽しめる。 もう10年くらい前の話だがチャイナタウンのアンティークショップで山積みにされたLPレコードをたくさん見つけたのには驚きだった。何百枚というLPレコードからは見たことのないジャケットを数多く見つけることが出来た。レコードジャケット1

未開封のギャビー・パヒヌイ・ハワイアンバンドのレコードをたくさん見つけたことがあった。今でもシールドされたままのギャビーのレコードを僕の部屋に飾ってある。封を開けてしまうと、その瞬間、70年代の空気が逃げてしまう気がするからだ。

僕はオールドハワイのイメージを求めてハワイでも日本でも中古レコード屋を巡ってハワイアンの中古LPレコード探しの小さな旅を続けている。それは簡単に手に入れることが出来るオールドハワイのイメージを、もっと見つけたいからだ。

◆ヒロクメさんのHPはこちら
http://www.hilokume.jp