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NEW!連載第2回 日本の花で作るハワイアンレイ

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<Spray Chrysanthemum  スプレーギク>

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Photo: Nobuhisa Iwata

 

第1回目にご紹介するお花はスプレーギクです。

みなさん、日本で‘菊’と言うとどんなイメージですか? きっと『お墓に飾る花』という答えが一番多いと思います。 それはなぜか、、、 お寺に飾ってあるお花でもあり、仏事に使われることが多いからですよね。

仏教では宗派によって飾るお花、植物は変わりますが、菊は弔いのお花であると共に仏様への供花でもあります。 中国では菊は高貴な花、とされていますし、日本の国花でもある菊。日本でも9月9日は重陽の節句、菊の節句と言って菊酒を飲み長寿や繁栄を願う節句としてお祝いしています。  3000年も前から中国では栽培されていると言われ、日本へは奈良時代にやってきたと言われています。  古今和歌集でも菊を詠んだ句があったり、その美しさから貴族の観賞用としてすでに平安時代から日本でも栽培が始まった、と言われています。 ですので、決して縁起の悪い花、というわけではないですよね。

実は私は菊の花が大好きなんです、レイにすると菊独特の少し花をつくつんとした香りがふわっと動くたびに感じられてとても心地が良いです。 菊は昔から薬草としても用いられていて、鎮静、リラックス効果があると言われています。 ハーブティーのカモミールもキク科の植物なんですよ。

ではハワイではキクの花はどうでしょう? 実はハワイでは縁起の悪いお花、とされていないんです。 メリ-モナークなどでダンサーが髪に大輪の菊を飾っているのを見ることも多いかと思います。 花びらのたっぷりある大きな菊の花、とてもきれいですよね。

私が一番最初にレイにしたいと思ったお花が、この菊の花なんです。 日本を代表する菊の花でハワイのレイを作る、ハワイと日本が合わさっていくように感じて初めて作った時はとてもわくわくしました。 もちろん今でも、いくつ作ってもレイ作りはわくわくします。

大輪の花は大きすぎてレイには向かないので、目を付けたのがスプレーギク。 菊は日本が原産地の一つでもあるのでとても品種が豊富です。  日本独自の品種もたくさんあり、そしてヨーロッパなどでも菊を品種改良して洋風なかわいいスプレーギクをたくさん作っています。 そしてその品種改良されたものがまた日本に再輸入されて栽培されているものもあります。

色も豊富で、白、黄色、赤紫、ピンク、グリーン、オレンジ、茶色、花の形も様々で花びらが一重のもの、八重のもの、糸咲きのもの、ころころしたポンポン咲き、そして花びらがグラデーションや2色になったもの、いろいろな姿の違う花を見て『これはどんなレイになるんだろう』といつもお花に楽しみを与えてもらっています。

 

今まさに菊の季節です、この時期には花市場にもいつも以上にたくさんの種類の菊が並びます。 いろいろなところで菊祭りも開催されていることと思います。 栽培しているみなさんが1年かけて丹精込めて作られた菊が大きく花開く時期です。 もしもご近所でそんな催しがあったら少しのぞいてみてくださいね。 菊の美しさをきっと楽しんでいただけることと思います。

菊の季節、と書きましたが、、、そうなんです、日本の花には四季、季節があります。 日本の花でレイを作る時にはこれもしっかりわかっていないといけません。

お花の季節のお話はまた違う機会にしましょう。