コラムコラム

NEW!ナープア・グレイグ新アルバムがいい!

2017.08.09 ハワイアンCD
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Napua / Makawalu

ナープア

『マカワル』

(ハワイ盤)

 

毎年夏のお楽しみだったナープア・グレイグ率いるハワイアン・フラ・ガールズの昨年のツアーはキャンセルになってしまって寂しく思っていた方は多いはず。私もそのひとりです。初来日から観ていて、フラのレヴェルの高さはもちろん、バックの演奏そしてナープアの楽しいおしゃべりで綴る一級のエンターテイメント・ショー。残念ながら今年も公演はないようですが、待望の新作がリリースされましたよ。

彼女がハワイアン・ミュージックの重鎮フル・リンジーの愛娘であることは有名ですが、今やその音楽性も歌唱力も母よりも断然上を行ってしまっているのがナプアの現在の姿です。少し高めの声でビブラート強めの歌い方は、微妙に演歌っぽい雰囲気もあって、日本人にはなんというか生理的にピタッとくるんです。

アルバムはチャント「エ・マノノ」からスタート。続いて甘いスティールと生ギターだけで気持ちよさそうに歌う「プナ・クウ・アロハ」、ピアノを前面に出しゴージャスな雰囲気で歌い上げる「ハレマウマウ」とスローが並びます。次は大勢で踊ったらきまりそうな「レイナニ・カナ・ウル」と流れていきます。

「童神=ワラビガミ」という沖縄ソングのカヴァーがあります。神のように穢れを知らない子供のことを歌ったというこの曲。私は夏川りみのヴァージョンで聴いてきましたが、ナプアが日本語で切々と感情込めて歌うそのテンションがすごくて、何度もリピートしてしまいました。沖縄の曲を、ハワイの人が歌うのは今や珍しくありませんが、これはいい。彼女の大ヒット「ラヴァクア」もそうでしたが、この人が歌うと決めて本気で歌った曲にはほんものの魂が籠るようで、グイグイ心の中まで入ってきます。それは人生の経験や、母からの教えなどからくる人間の懐の深さの違いなんでしょうね。

全体に今回も得意なスロー中心にとってもいいアルバムです。彼女の熱い歌は夏の終わりから秋口にじわーっと心に染みそうです。久しぶりにいいハワイの音楽に巡りあった気がして嬉しくなりました。

 

ひとこと“ALOHA”コラム:

毎年、横浜大桟橋で開催されてきたアロハ・ヨコハマは、東京に場所を変えてアロハ・トーキョーとして恵比寿で開催と聞いて行ってきました。
規模は小さくなったものの、やはり屋外の自然の光の下は気持ちがいい。ビールも見たことないハワイのブランドがたくさん出ていて、それを飲みながらぶらぶらしてみました。販売ブースでは、ハワイ雑貨も最新のトレンドを見ることが出来ました。
ちょっと暑くて、長くはいられなかったけど、ビルの1階のスタバで涼んでみたり、知らなかった若手のアーチストを間近に観たりして、なかなか楽しい久しぶりの東京でした。
帰りはぶらぶらと代官山まで歩いて蔦屋を覘きましたが、ハワイアンはあまり在庫なくてがっかり。でも私がイカロス出版から出した書籍『アロハハワイアンCD132選 改訂版』はちゃんと在庫がありました。流石っす。