コラムコラム

NEW!ウクレレ新アルバム発売、ジュニア&タランティーノ

2018.01.05 ハワイアンCD
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Brain Talentino & Herb Ohta jr

ブレイン・タレンティーノ & ハーブ・オオタ・ジュニア        

『ウクレレ・フレンズ:ザ・セキュエル』

 

 

ハーブ・オオタ・ジュニアは通称ジュニアとも呼ばれるウクレレプレイヤー、お父さんはウクレレの神様と言われるオータンサンです。

そして今回の一緒にプレイするブライアン・タレンティーノ。この人はスタジオミュージシャンとして多くのアーチストのバックで演奏し、ソロアルバムも出すハワイを代表するウクレレ弾き。その自在なテクニックと、スタジオで求められるプレイがパッと弾ける柔軟さはまさに“職人”という感じのアーチストです。

一方ジュニアのプレイは父オータサンがジャジーでスイングする感じであるのに対して、ウクレレをリード楽器として一音一音はっきり弾いてメロディーを奏でるスタイルで、音色の美しさはハワイ随一。ふたりは以前もデュオアルバムを出していますが、この冬続編がリリースされました。

誰もいない夜明け浜に今日一番の波が沖からたどり着いたかのような静かなイントロに導かれる「レイナニ」からアルバムはスタート。「マイレスィング」をはさんで3曲目は

「モーニングデュー」。このハワイを代表する名バラードを2本のウクレレはあらゆるテクニックを使って徐々に盛り上がります。

もう一曲カーペンターズでも知られる「ホノルルシティーライツ」も印象的。ビーマー兄弟がアメリカ本土の往復でいつも襲われるホームシックに揺れる心情を歌った曲ですが、ふたりのウクレレはこの上なく切なく表現しています。また数曲で聴かれるブライアンの味のあるヴォーカルも意外にも良くて聴きほれました。

ジェイク・シマブクロのようにスタイルをどんどん変化させて、ウクレレの限界のようなものを追及しながら世界中を旅する人生も素晴らしいけれど、彼らのようにハワイに留まりながら自分のスタイルにこだわって、気の合った仲間と演奏し、時がくるとこうしてレコーディングして、演奏を記録に残しながら音楽活動を続けることも良いですよね。

いつかジュニアにインタビューした時に、父がオータサンであることなどいろいろなプレッシャーやストレスからウクレレを置いたことなどを話してくれたのを思い出しましたが、僕はこのアルバムで聴ける美しさを追求するウクレレの演奏が好みです。

冬の柔らかい日差しが差し込む午後の部屋で、このアルバムを聴いていたら風邪薬が効いたのか少し眠ってしまい起きたら喉のハレがスーッと引いていました。ふたりのウクレレの効果もあったと思います。

 

ひとことアロハコラム

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の本を読んでいます。彼が原作の『日の名残り』を映画で観たことがありますが、本は読んだことがありませんでした。これは『忘れられた巨人』という彼の最新作ですが、一行一行が名言の連続のように感じられて、噛みしめるように読むのでなかなか先に進みません。さすがノーベル賞は違うなぁ。頑張って読破した時の達成感を早く味わいたいというのが目下のささやかな目標になっています。アロハ~