コラムコラム

フセボ先生のハワイの小噺「お酒と歌」

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ノルウェー人のハワイ研究者、フセボ先生のハワイコラム。第1回目はお酒と歌についてです。

ハワイのお酒、オーコレハオとは?

 

昔ハワイ人は「キー」という名のユリ科の植物の根から酒を造っていました。根はすり潰された後発酵されました。このお酒は外国人到来後“鉄尻”を意味する’Okolehao(オーコレハオ)と呼ばれました。酒作りに使われた蒸留器はクジラの脂肪を溶かす時に使われたokole(尻)を連想させるような深いhao(鉄)のかめでした。

 

1937年には「’Okolehao」という乾杯の歌が作曲されています。ずっと探していますが、残念ながらまだ一度も聴いていません。1928年にジョンニ・ノブルが作曲した「Okolehao Blues」も、歌詞は手に入れましたが、歌はまだ聴いていません。それによると“甘いオーコレハオほど美味しい飲み物は存在しない”。同じ作曲家による“ハワイ人”を意味する”Kama’aina”はハパ・ハオレの歌で、歌詞はほとんど英語だけですが、いくつかのハワイ語の中にお酒の歌に相応しい言葉があります。“E inu i ka ‘okolehao. Malama pono ‘oe”。意味は“オーコレハオを飲みなさい。(しかし)気を付けなさい。”

 

また、お酒の歌では「Hawaiian Hospitality」(ハワイのもてなし)という歌もよく歌われます。歌詞は下記のような内容です。

 

“ワイキキビーチを歩けば素敵な娘が待っている。黒い瞳と愛らしい魅力。これこそ、古き良きハワイのおもてなしの心”。(省略)“彼女が「私の腕の中へ」とささやくとき、これこそ古き良きハワイのおもてなしの心”。(省略)最後の節:“そして私の愛の夢がかなったとき、二人のためにオコレハオで乾杯しよう。ちょっぴり熱い思いにかられながら。これこそ、古き良きハワイのおもてなしの心。”

 

「ちょっぴり熱い思いに」はハワイ語でwelakahaoになっていますが、本当の意味は“鉄は熱いうちに打て”、つまり“ 好機を見逃すな”という意味です。

(文責:エギル・マグネ・フセボ)