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【フセボ先生ハワイ小噺】WAHI PANA(伝統的な場所)

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ハワイにはWahi pana(wahi = 場所, pana =伝説)と呼ばれている場所がたくさんあります。

神殿、養魚池、滝、ペトログリフ(象徴となる岩石)、birthing stone(出産の石)、洞窟などです。昔の女性は石によりかかって出産しました。地位の高いali’i(王)の子供は特別な場所で出産されました。有名な場所はKūkaniloko(画像)やHoloholokūというところで、前者はオアフ島のWahiawāの近くにあります。

ネットで調べればさまざまな地方もwahi panaになっています。

例えばハワイ島のWaimeaの霧深い山頂、またpaniolo(カウボーイ)の伝説的な場所とか、島のカウ地方の火山村。Mauna Loa山と南海岸やカウアイ島のHanapēpēの山と崖、オアフ島のWaihe’e谷のタロ芋畑の村落共同体などです。これらの場所をyou tubeで見ることができます。

有名なkumu(先生)であるNona Beamerは自分の個人的なwahi panaを述べたことがあります。“私の最初のwahi punaはハワイ島の(Kona地方の)Kealakekua Bayの近くの(歴史的な)Nāpō’opo’oです。その次はお婆さんのHiloの家です。”彼女はいくつかの良い思い出の場所、住んでいた所や母校Kamehameha Schoolなどを挙げました。最後に、彼女の家族が住んでいたハワイ島のBeamer牧場。そこで彼女のお父さんが亡くなり、遺灰は山の斜面にまかれました。“Panaが私の家族を結び付けています”と彼女は言っています。(参考:Nā Mele hula. Vol 2)。その本のwahi pana章には5つの場所を唱えるチャントが載っています。

1.A Kilohana ‘O Ka Lani.
女王はキロハナに行きました。

2.’Ike I Ke One A’O Nohili.
ノヒリの砂を見る。

3.E Ho’i Ke Aloha I Ni’ihau.
愛はニイハウ島に戻る。

4.He Moku Ka’ulu.
カウル島。

5.A Puna Au.
私はプナにいました。

神聖なwahi panaでは、私たちがするべき事としてはいけない事があります。近づいた時に止まって敬意を示すこと、しかしその場所にある物を動かしてはいけません。

ご存じのとおり、メリー・モナーク・フェスティバルはハワイ島ヒロ市にあるEdith Kanaka’ole Stadiumで行われます。このスタジアムの名前はKumu Hula(フラの先生)Edith Kanaka’ole(イディス・カナカオレ、通称アンティ・イディス)にちなんで付けられました。彼女はまた有名な作曲家でもあり、ケアウカハと言うところに約60年住んでいました。そこはヒロ市から近く、時間が許せば行って見たい場所の一つです。インターネットでKeaukaha Beach Park You Tubeを検索するとこの場所の5分間のビデオを見ることができます。

彼女はケアウカハを讃える歌を作曲しました。1974年に出た彼女のCD、Hi‘ipoi i ka ‘āina(Cherish the beloved land“愛する土地・場所、を大切にして”)に歌Nā Pana Kaulana O Keaukaha“ケアウカハの有名な所々”が収録されています。登場する場所:防波堤Leleiwiは、“海が穏やかな時漁師たちにとって嬉しい所”、Puhiは“偉大なサメの神殿があるところ”、Kulapaeは“海に洗われる田”、“うっとりさせるような愛の思いを持つ”Auwili、Keonekahakahaは“半神のカメがいつも通る所”等々。

日本に住んでいる私たちにもきっとwahi panaがあるでしょう。