コラムコラム

ナー・ヴァイ・エハー『ラブリー・サンライズ』

2020.03.24 ハワイアンCD
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今回紹介するナー・ヴァイ・エハーは2年前にデビュー作をリリースした4人組。デビュー直後からナホク賞受賞が噂されるほどの実力の持ち主でした。彼らのサウンドの特徴をひとことで言うと、「ゴージャス」というところでしょうか。演奏はアコースティックではない、エレキのギターを上手くハワイアンサウンドに溶け込ませて独特な雰囲気を作っています。アーロン・サラ風のジャジーなピアノも相まって、ホテルのラウンジが似合いそうなリッチなムードは最近なかったスタイルです。コーラスも最近の多くのグループが高すぎるほど高いキーでハモるなか、この4人の”なんとなく合っている”という感じのゆるさが結果として美しいコーラスを生んでいます。

アルバムタイトルにもなっている「ラブリー・サンライズ」は、それらすべてが詰まった素敵な曲。ひとつの曲の中でいろいろなコーラスパターンを聴かせてくれます。スティール・ギターを効果的に使った「ハノハノ・ワイエフ」、ピアノをフューチャーした「ロゼラニ・ブロッサム」はゆったりテンポでソロで踊ったらはまりそうな曲。ケイキに人気の「メカナニ・アウ・カウポ」も、彼らの手にかかると上品で穏やかな仕上がりになります。

ありそうでないこのサウンド、レパートリーに変化を求めているダンサーにとって、ヒントになりそうな曲が見つかるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ひとことアロハコラム

最近のお休みは家にいることが多いので、以前から観たかった村上春樹原作、吉田羊主演の「ハナレイ・ムーン」を観ました。

サーファーの息子をハワイの海で亡くした母の心の旅を淡々と映す映像ですが、その静けさがよかった。欲を言うと、ハワイの音楽を効果的につかったシーンがワンシーンでもあったらもっと深みが出たんじゃないかなと思いました。いい映画です。