コラムコラム

カマカ・クコナ『カへケオナプア』

2020.04.28 ハワイアンCD
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マウイ島の競合ハラウでメリーモナークの常連、ハーラウ・オ・カ・ハヌ・レフア率いるクムフラ、カマカ・クコナのニューアルバムが届きました。彼の音楽はあくまでも自然体、ゆったりのんびりです。

マウイというと、午後に近づくにつれ全土に吹き渡る乾いたあの風を思い出す人は多いでしょう。強いけれどけっして邪魔にならないあの風がぴたりと止む時間帯があって、その静けさのような彼の音楽こそカマカの音楽なのかな? と思います。

ファルセットを使わず歌いたいキーで歌いたいように歌う。こんなスタイルのクムほかにいないかも。

ハラウのキッズががんばる1曲目のチャントに続いて、静かなウクレレに導かれてすっと入ってくる2曲目のピアノと歌「カマラニ・オ・ケアウカハ」は、まさにカマカの世界です。続いて、アコースティック・ギターのイントロとパーカッションで男の“微熱”を感じてしまう曲。名曲「ヒイラヴェ」も彼がギターとイプへケのリズムだけで歌うとメロウな仕上がりで、いい曲だなあと新ためて思ったり。

若手がトリオによるファルセットでナー・パラパライの後を追うムーブメントが続くなか、カマカのこの音楽を求めていた人は多いような気がします。

今日はGW初日。外はマウイのような強めの風が吹いています。僕は15年前に訪ねたきりのあの島のホオキパの丘を思い出してしまいました。

 

 

ひとことアロハコラム

上で書いたマウイですが、15年前に訪れたときは友人の強いすすめでキヘイの低層コンドミニアムの1階にステイしました。行き届いた敷地の植栽と芝、無数の夜の星と月。目の前のビーチはマウイの海岸にありがちな藻がびっしりで泳げませんが、少しだけ北上するとひと気のない美しいビーチがあり、昼はそこでのんびりと過ごしました。当時は買い物するところもカウナパリくらいしかなくて、とにかく毎日だらだらっと過ごす。今になると一番心に残っているハワイはこの時のマウイだったりします。

またマウイを訪れて風に吹かれながらフードコートでタコスを思い切り頬張りたいというのが目下の希望なのです。