コラムコラム

NEW!マカナ 『Hawai’i Interlude』

2020.07.10 ハワイアンCD
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若いダンサーさんでマカナを知るひとはあまりいないかもしれませんね。マカナはスラック・キー・ギターの若手ギタリストとして20年以上活躍する実力派です。そう、スラック・キー・ギターの世界は70代以上のベテランがたくさん活躍する世界で、20年でも若手なんです。

彼の代表作でハワイアンの名盤、2003年の「キー・ホーアル:ジャーニー・オブ・ハワイアン・スラック・キー・ギター」は、ギターと何曲かで聴かれる彼の歌も含めてハワイという土地の持つ、圧倒的な自然の深さみたいなものが表現された素晴らしいアルバムでした。

その後、親交のあるジャック・ジョンソンらに刺激を受けたのか、ポップな作品を作るなど音楽の幅を広げてきましたが、久しぶりにリリースされた本作は、ボーカルなしのギターだけの1枚となりました。神秘的なギターのイントロで幕を開ける1曲目「アナホラ・サンライズ」はまさに夜明けのイメージ。続く「ア・デイ・イン・ハワイ」は外の景色を眺めながらゆっくりととる朝食の雰囲気でしょうか。こんな感じで、ハワイの1日のその瞬間瞬間を音にしたようなアンビエントな要素が詰まった音楽が60分たっぷりと味わえます。

 

このジャケットもいいですね。ワイキキの前の海が見える、高級ホテルじゃない、実際僕たちが泊まる街の中の手ごろなホテル。その山側の部屋からのなんでもない景色という感じでしょうか。予定がないハワイの1日、空調を効かせた部屋からこんな山や渓谷に沸き立つ霧や、その霧が少しずつ消えて行く様子なんかをぼんやり眺めながら、なんとなく時間が過ぎていく。そんなことを連想させる写真です。

タートルベイあたりの高級ホテルの海を見渡すテラスで、観光客を前にギターを披露するマカナの映像に見入ってしまいました。ナイーブな精神世界をハワイ音楽に溶け込ませ表現するマカナの音楽は繊細で心地いい。10年前横浜で観た彼は、ピンクフロイドというイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドのカヴァーをやっていて少なからず驚きました。独自の感性で自分の音楽を追求する貴重なアーチストです。

 

なにもしたくない疲れた休日に聴いてみて下さい。

 

ひとことアロハコラム

ありあまる休日の時間の中で、家の中のハワイ化を進めるのも手です。家族が作ってきたリボンレイがたくさん箱にしまわれているのを見て、リビングに飾るための木のバーを作ってみました。キンモクセイが大きくなった時に切った枝を70センチくらいにカットし、表皮をナイフで削り、白くペイントしただけのものなんですが、いい感じに仕上がりました。次は古いキルトを飾る長めのやつを製作予定です。表皮をカッターで削る時の、するするっと剝ける感覚が何とも言えず気持ちいいんです。枝は近所の公園の手入れをしている造園屋さんに頼めば譲ってもらえるかもしれません。いろいろなものをぶら下げることができるし、面白いです。