コラムコラム

Kalani Miles 『He Mele No Papa』

2020.10.05 ハワイアンCD
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コロナの影響なんでしょうか、ハワイでも新作のリリースが少なくなっています。レコーディングとなるとミュージシャンやエンジニアなど大勢がスタジオに集まらなければ録音できませんから、仕方ないですね。

そんな中ではありますが、いいアルバムを見つけました。カラニ・マイルズというマウイの人です。彼の本職は警察官とのこと。ハワイのミュージシャンの多くは別の仕事を持っていることが多いと聞きます。他にも消防士や不動産屋さんもいたし、日本のスラック・キー・ギターの山内雄喜さんは板橋で家業のこんにゃく店を継いでいました。山内さんはよく、「ハワイの仕事だけじゃ煮詰まった時に逃げ道がなくなってしまうからね、二つの仕事を持つことはいいことだ」と言っていました。まったくですね。日本のサラリーマンも趣味を生かしてなにかちょこっとでも別の仕事できるといいですね。そういう意味では、今もこうしてハワイアンの音楽を紹介する仕事をさせていただいている僕は幸せです。

 

さてカラニ・マイルズ、とても素朴な歌手です。声がいいんです。今はトリオ編成でフラソングを高めのファルセットでハモるスタイルが人気ですが、カラニは地声で大らかにマウイの大自然や花の歌を気持ちよく歌い上げます。

自ら弾くギターといいタイミングで入るスティール・ギターの甘い響き。なんとも良い感じです。キラウエア火山を讃える2曲目『カウ・ヌイ』や、かつてのホーケナのようなスケールの大きなコーラスが素敵な4曲目『カオルウ』は大勢で踊ってほしいナンバー。唯一スローテンポでラストを飾る『クー・ヴェヒ・オー・カ・ポー』は、ケアリィ・レイシェルが歌っても良さそうなメロウなナンバーです。

7曲しか入っていないのですが、どの曲もマウイの雰囲気とでも言えばいいのでしょうか、のんびりとしたあの島にいつだって吹いている、あの風を感じることができました。

 

 

 

SPOTIFYで聴くことができます。

https://open.spotify.com/album/4dkNtuxR9VlvDViGQbhbsy?si=dabwHzfnSkq1Ql8J4SCvCQ

 

 

ひとことアロハコラム

昨年多くの花を咲かせたうちのプルメリアですが、この夏は葉も小さく、蕾を付けることさえありませんでした。反省として、残暑が厳しかった昨年は11月くらいでもなんとなく暖かくて、プルメリアの葉もなかなか散らず、そのまま外に出していました。葉が完全に散ってから屋内にというマニュアルに縛られ過ぎていたと思います。たぶん寒かったんだと思います。

今年はそろそろ家の中に入れますが、来年はどうなるのでしょう。今年の葉の大きさを見ると期待できない感じです。プルメリアは難しいですね。難関です、ほんとに。