このジャケットが放つ圧倒的なハワイ感。
大好きなジャケットなんです。
台風一過、久しぶりの秋の青空を見ていたら、急に聴きたくなりました。

セシリオ・ロドリゲスとヘンリー・カポノによる1970年代から活動するデュオ、3枚目のアルバムです。
別々に活動していた二人が一緒に活動することになって、すぐさまソニーと契約。このアルバムが湘南と大阪のサーファーの間で人気に火がつき、日本中で大ヒットになりました。今、巷で話題になっているシティ・ポップと同時期の音楽ですが、「海寄りのシティ・ポップ」という感じです。
有名スタジオ・ミュージシャンによる、イーグルス的な西海岸っぽい洗練された演奏の上に、日に焼けたようなふたりの声とコーラスがのると、これはやっぱりハワイの音楽、ハワイアン・ミュージックなのです。
当時このアルバムを聴いた人たちは、今も、たとえ海のそばに住んでいなくても、どこかに海を感じて生活しているのではないでしょうか。あなたのフラの先生が50代以上の方だったら、きっとこのアルバムを知っているはずです。
イントロのギターだけで心はホノルル空港、1曲目の「The Nightmusic」はそんな高揚感たっぷりの曲。3曲目は夜のワイキキを思わせるメロウなナンバー「Love By The Numbers」。そしてボズ・スキャッグスのバラードをカバーした4曲目の「We’re All Alone」は、雨の夜のせつないラブソング。全曲を通して、まるで1本の映画を観ているようなスムーズな流れも、このアルバムの魅力です。
夏の終わりから、まだ昼間はちょっと暑さも感じる10月の秋の日あたりに似合う気がする一枚です。
今回ご紹介したアルバムはSpotifyで聴くことができますよ
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🌈ひとことアロハ・コラム🌈
ここのところの雨で出かけられなかったので、昨年の第44回プリンス・ロット・フラ・フェスティバルの映像を観ていました。以前は日立のTVCM♪この木何の木♪のモンキーポッドの木で知られるモアナルアガーデンで開催されていましたが、現在はダウンタウンのイオラニ宮殿で開催されているのですね。宮殿とはいえ、わりとカジュアルな入り口の階段や、それほど広くない裏庭の芝の上で踊る姿は本来のフラのような気がして、こちらもリラックスして観ることができます。
ずいぶん前に、いや、相当昔に、このフェスティバルに行ったことがあります。記念Tシャツの売店の前で主催者でもあるクム、ヴィッキー・ホルト・タカミネさんとすれ違った時、こちらに向けてくれた笑顔が「どうも~」みたいな感じでなんとも普通だったのがとても印象的でした。それ以来今も彼女のファンです。その時買ったバッジが出てきましたので、写真載せておきますね。

よく見ると2006年とありますね。16年前だ。Time is flying !