コラムコラム

ナタリー・アイ・カマウウ 『Natalie Noelani ナタリー・ノエラニ』

2023.03.30 ハワイアンCD
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現在ジャパン・ツアー中のナタリー・アイ・カマウウ。
彼女が昨年リリースしたアルバムをご紹介できていなかったので、今回レビューしますね。

昨年に続き、今年2月の名古屋から3月の横浜を経て7月の宮崎まで、全国を縦断する大々的なツアーは、
実はあのケアリイ・レイシェルを凌ぐ本数!
ナタリーが現在ハワイアン・ミュージック・シーンにおいてNo.1アーチストであることをうかがいい知るに十分です。

ナタリーが多くのファンを惹きつける魅力は、ミス・アロハ・フラに輝くフラの実力はもちろんのこと、
一時自身のポップロックバンドである「サンランド」を結成し、アルバムをリリースするほどの歌のうまさにあります。
ソロになってからのアルバムはすべてぎりぎりハワイアンの枠に中におさまっているけれど、随所にポップセンスがあふれていて、つくづく聴き手を楽しませる「手」を知っている人だと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんな彼女の今作は、「カ・イヌ・ワイ」という短いプレリュードにはじまり、ハーモニカとアコースティック・ギターのシンプルな演奏で聴かせる「ノ・ワイメア・ケ・アロハ」へと流れます。ワイメア渓谷やマウナケアの素晴らしさを称える歌ですが、ナタリーの力の抜けたやわらかな歌声から、切なさが伝わるバラードに仕上がった“泣ける”曲です。なつかしいジョン・デンバーの名曲「サンシャイン・オン・マイ・ショルダーズ」でも、ていねいで誠実なナタリーの歌声を堪能できます。

フラには、楽しくほどよいテンポの6曲目「レイ・オナオナ」がおすすめです。そして、ラストから2曲目に歌われる、森山直太朗の「さくら(独唱)」をカバーした「プア・サクラ」が素晴らしい! 美しいメロディーと詞を十分に理解して歌っているのがよく伝わってきます。サビの高音「♪サクラ、サクラ~」のところも無理なく出るナタリーの音域と、声の美しさを生かしたアレンジが見事です。

全体にスローでメロウな曲が多くて、僕はこのアルバムとっても気に入りました。それにしても歌の上手い人です。歌に心があって悲しい曲は悲しいように、恋の歌は本当に人を愛するように、そんなパッションが伝わってきます。ハワイアンファンやフラダンサーだけでなく、もっともっといろいろな人に聴いてほしいアーチストですね。

 

今回ご紹介したアルバムはSpotifyでも聴くことができますよ

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🌈ひとことアロハ・コラム🌈

本サイトを運営するイカロス出版から先週発売になり、さっそく注文した「しあわせハワイごはん ALOHAを味わうローカルレシピ64」📖がたった今届きました。アマゾンさん、どしゃぶりの雨の中ありがとう!

ハワイ飯はロコモコにサーモンポケ、あとガーリックシュリンプくらいなら作ったことありますが、いつもなにかが足りない……となる私には待望のレシピ本です。今晩はローテ的に白ワインを飲むと決まっているので、それに合うレシピをさがしてみると……ありました!ガーリック・フライドポテト・サラダ! 揚げたポテトをマヨネーズと牛乳、パセリ、ガーリックパウダーを混ぜたもので和える、ちょっと冷やすことがポイント、と書いてありますのでがんばって作ってみます😋

それで5時くらいにはワインを開栓してひとり吞み開始の予定です。いや4時でもいいな。だってどこにも行けなかった雨の日曜日ですもの。それでWBC準決勝の録画を6回くらいから観て、村上のサヨナラ⚾のシーンでまた泣く。雨☔でも十分幸せな日曜です。