ご存知ジェイク・シマブクロの弟です。ホノルルのオプショナル・ツアーでよくウクレレ教室やっていたと思ったら、いよいよデビューしたんですね。そう、去年横浜の「ミリオン・デリ」で行われたライブは超満員で盛り上がったとかで日本ではすでに人気者。 きっちりまとめるタイプのジェイクに対して、このブルースはバンド全体のリラックスした“グルーブ”を大事にしている感じ。その名のとおり、全体にブルースっぽさも感じるし、スローな曲ではロマンチックな曲調も多くて、僕はとても気にいりました。正直兄貴の七光り的な見方をしていたけど、この人は本物。
「僕だってジェイクのように弾けるんだけど、テクニックで勝負するのは意味がないね。僕は僕。まぁ、楽しくのんびりやって行くよ」というのが彼の本音なんじゃないだろうか? 期待していなかったけど(ごめん)、ほんといいアルバム作ってくれました。
【artist】
BRUCE SHIMABUKURO ブルース・シマブクロ
【title】
Incognito アンコグニート
FM東京がこのダニエル・ホーをとっても気に入って、単独でアルバム作っちゃいました。凄いことです。ウクレレもうまいし、スラック・キー・ギターも弾く彼は実はいいヴォーカリストでもあります。今作はこのヴォーカルを前面にフューチャーされたアルバム。1曲目の「ホテル・カリフォルニア」で幕を明け、クリストファー・クロスで大ヒットした「ミスター・アーサー」、E・クラプトンの「チャンジ・ザ・ワールド」などなど80年代か90年代のAORやロックの名バラードが彼の甘いヴォーカルとウクレレでたっぷり聴ける内容。上のブルース同様、これ結構いいです。というよりハマッてます。
【artist】
DANIEL HO ダニエル・ホー
【title】
TIMELESS TREASURE タイムレス・トレジャー
上でご紹介したダニエル・ホーとハーブ・オオタJRという、「甘いウクレレ」「ロマンチックなウクレレ」を得意とする二人がタッグを組んで、世のハワイ好きの女性を思いきり泣かせようというアルバムを作ったのがこれ。詳しいクレジットがないので、どちらがどの曲を弾いているかというのが不明なのですが、だいたいわかります。フレーズが大きくて、音と音の空間で聞かせる感じのスタイルがハーブです。たぶん。 いずれにしてもジェイクの影でちょっと地味なプレイヤーとして扱われてしまう彼ら二人ではありますが、とにかく美しいウクレレが聞きたければこれです。
【artist】
DANIEL HO & HERB ORTA Jr. ダニエル・ホー&ハーブ・オータJr.
【title】
UKULELE IN PARADISE 2 ウクレレ・イン・パラダイス2
アベ・ラグリマス。マルチ・プレイヤーとして、特にドラマーとしてはホノルルでは結構有名らしいです。その他ピアノ、ギターと何でもいけちゃう彼。今夢中なのはウクレレということで、今回めでたくアルバムをリリースしました。上のブルース・シマブクロにスタイルは近いかも。 でも、このアベさんの方がジェイク意識してるね。特にクラッシックっぽい曲やちょっとラテン入ってる曲での早弾きは完全に。ほとんどの楽器を自分でやっているところも凄い! でも切ないバラードが彼のよさが一番出ているかも。 日本ではまったくの無名ですがルックスもいいから人気出ますね。ちょっと名前覚えておいて下さいね。
【artist】
ABE LAGRIMAS Jr. アベ・ラグリスマ
【title】
DIMENSIONS ディメンションズ