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第7回 サンディー&ザ・ココナツ・カップス / 「メレ・オ・アロハ Mele O Aloha」

2015.01.24 ハワイアンCD
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サンディー&ザ・サンディー&ザ・ココナツ・カップス / 「メレ・オ・アロハ Mele O Aloha」ココナツ・カップス / 「メレ・オ・アロハ Mele O Aloha」 この夏のハワイアンでクォリティーと話題性ともに最高、かつ個人的にも一押ししたいアルバムが、この「サンディー&ココナツ・カップス」のアルバム!どうしようもなくゴージャスでカッコいいハワイアンが次から次へと飛び出します!

皆さん、ご存知だとは思いますが、サンディーはもともとはロック・シンガーとして日本でデビューし、大活躍しました。その後、独自のワールド・ミュージックを探求し、アルバムは、日本はもとより世界各国で高く評価されました。

「サンディーズ・ハワイ」は、サンディー自身が育ったハワイに再度目を向けて製作したアルバム。これはサードアルバムまでリリースされています。また、このシリーズとは別に「ココナツ・カップス」というハワイアン・コーラス・グループを組み、1999年にアルバムを出し、これが大ヒット。アルバム中のサザンの「真夏の果実」のアコースティック・ハワイアン・ヴァージョンは、今もよくFMでオンエアされています。

そして今年、クムフラになったサンディーがミュージック・シーンに戻ってきました!その最初のアルバムが、この「ココナツ・カップス」の7年ぶりのセカンドアルバムと言うわけです。前置きが長くなりましたが、サンディーはずっとフラの先生だったと思っている方がいるかも?と思って説明させていただきました。

男女7人のユニット、ココナツ・カップスは、実は日本のコーラス隊としては最もギャラが高いメンバー。そのコーラス、ハーモニーの素晴らしさは、ほんと、聴いてもらうしかないでしょう。いろいろなハワイアンがありますが、この、水を交換したばかりのプールのような透明感に似た音はほかにありません。

今回のアルバムは「バナナ・ツリー」「マナクーラの月」「ハワイアン・パラダイス」など、ハワイアンの隠れた名曲に彼女独自のアレンジが加わり、さらに日本の宝ともいえる、山下達郎の「スパークル」も、彼女のセンスにより楽園音楽へと変化を遂げています。

タヒチアンが好きな人に最高の1曲もあって、「こんなハワイアン聴いたことない!」というメチャクチャレベルの高い音楽の数々が堪能できます。

最近いいハワイアンにめぐり合っていないあなたに是非聴いてほしい一枚!ちなみにこのアルバムのライナーはレコード会社にお願いして(それほど気にいっています)、私が書いているのでそちらもお楽しみに!

【artist】
サンディー&ザ・ココナツ・カップス
【title】
メレ オ アロハ/Mele O Aloha
【収録曲】
1 He Mele No Haena
2 Hawaiian Paradise
3 Jungle Rain
4 Don’t Take My Coconuts (Interlude 1)
5 マナクーラの月/The Moon Of Manakoora
6 バナナの木陰のふたりのご婦人
/Two Ladies In de shade Of de Banana Tree
7 ハワイの結婚の歌
/The Hawaiian Wedding Song ~Ke Kali Nei Au
8 These Islands
9 魅惑のタヒチ/Tahiti Tahiti
10 Sparkle
11 He Mai No Iolani
12 真珠貝の歌/Pearly Shells
~小さな竹の橋で On A Little Bamboo Bridge~
13 ろっかばいまいべいびい
14 Don’t Take My Coconuts (Interlude 2)
15 Tenderly
16 Sparkle (Ram Jam World Mix)