

SEAN & ROBI / S & R
ショーン & ロビ / S & R
(ハワイ直輸入盤 PPRCD-8600)
フラで人気の“ヘポラニ・マカマイ”や“クウ・ホア”を代表曲に持つ元ハワイアン・スタイル・バンドのシスター・ロビと、レゲエ調もトラッドもお任せのベテラン、ショーン・ナアウアオが夢のデュエットを結成しちゃいました。
ショーンは毎年コンスタントにアルバムを出してきたけど、ロビの声を聴くのはほんと久しぶりでそれだけでウキウキ。しかし触れなくちゃいけないのはこのジャケットのセンス。狙ったとも思えず、誰か止めなかったんでしょうかね、、、
ということで中ジャケの元気そうなお二人の写真も載せときますね。 でも内容は相当いいです。全体にレゲエ調あり、アイランド・ポップあり、フラソングありと飽きさせない作りなんですが、特に気にいったのがハパハオレソングの④“カ・レイ・エー”。ドラムのブレイクから得意なゆるいレゲエのリズムが入ってくるんだけど、これがカッコいい!最近はケイキがレゲエで踊るのを見かけるようになりましたが是非これも見てみたい1曲。それと今回二人が真剣にチャレンジしたのはトラッドなフラ・ソング。“ヒイラベ”は多くのアーチストが取り上げる名曲ですが今日現在、私のベストはこのテイク。さらに“モキハナ・ララバイ~ナニ・カウアイ”のメドレーがいいです。モキハナ~はCDで探してもローナ・リムのヴァージョンしか出ていないのでこれがオススメ。ハワイアン・レゲエのアルバムは同じようなものがとても多くて、ここでがあまり取り上げていないのですが、この夏いろいろハワイアン出てますが今の所“S&R”が最高、と断言できます!
LENA / A NEW GENERATION ABE / LOVERS UKE
エイブ / ラヴァーズ・ユーク
(ユニヴァーサル UICY 1387)
ウクレレ、期待の新星登場です!ジェイクが“彼は若手を引っ張っり始めている”という言葉どおりライアテアの新譜に参加していました。実はこの人、元はドラマーなんです。だからこのアルバムでも多彩なウクレレも披露しつつパーカッション類も全て演奏する才人でもあります。ジェイクにたっぷり影響を受けたテクニカルな部分と、オータ・サン風のジャジーで穏やかな演奏を上手くミックスして出来た今作、日本では無名ではありますがこのウクレレ、かなりいいです。
一言コラム:
7月末恒例の大桟橋で開かれたハワイイ・フェスも無事終了。リム・ファミリーの演奏もたっぷり見れたし、フューイットはあちらこちらで惜しみもなく踊り、エイミーも昼間から熱唱。例年になく贅沢な3日間が過ぎました。私もタワーレコードのブースで頑張りました。暑くてクタクタになるんだけど最後の日の帰路はいつも寂しくなるのがハワイ・フェスなんです、、、