コラムコラム

第29回 究極のハワイアン・バンド、マウナルア遂に3作目をリリース

2015.01.24 ハワイアンCD
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MAUNALUA / Ho’okanakaMAUNALUA / Ho’okanaka
マウナルア / ホーカナカ
ハワイ直輸入盤 (LKH-102)

マウナルア。マイペースな連中です。以前藤沢のタワーレコードに朝一でやって来て「ラウラはどこ?」って聞かれたことあります。前夜に競演して気に入って帰国前に全員で買い物に来てくれたんですね。その時、リーダーのボビーはお父さんの建設業手伝っているから音楽の仕事が楽しいって言っていました。そうハワイの人はみんなもうひとつの仕事を持っています。あのナレオでさえセクレタリーの仕事しているって聞きました。だから毎年アルバム出すなんてできないんですね。でもそれがあるから、ずっと死ぬまで楽しく音楽し続けることができるってわけなんです。マウナルアは毎年出る、「アロハ・ヘブン」にも必ず入るからご存知の方多いと思います。巧みなギター2本とウクレレ、それと3人の完璧なハーモニーで聞かせる“超ハイクォリティー”バンドで、私はデビューからこの3人が大好きです。同じトラッドなハワイアンをやる3人組みのナ・パラパライの音楽にほんのわずかにブルースを感じる私は、マウナルアにはロックを感じることがあります。たぶんボビーが白人だからかもしれません。そうなんかカッコいい、ノレるハワイアンなんです。

さて3枚目になる今作、なんとラウラの十八番、“コーケー”でスタート。 以前に増してギターのアンサンブルは大迫力。イズの代表曲“カレオハノ”は得意なハーモニーが冴えてるし、ギャビーのルーズな歌がよかった“ヒイラベ”ではあえてカチッとビシッと聴かせます。 確かな演奏技術と高く分厚いコーラスは今回最高潮に達しています。正統派でありながら、その枠一杯一杯のところで毎回チャレンジとレヴェルを上げてくるマウナルア最高です。最近いいハワイアンに巡り合っていないという方は目が覚めると思います!
一言コラム:
今年もあとちょっとでクリスマスですね。次回からはクリスマス物の少しずつご紹介しますね。1年ほんと早いですね。年が明ければもう夏。そう“ハワイ好きに春はなし!”です。1夜限りのエイミーのソロライブ・イン・横浜ブリッツ。今週見逃しました…