KEALI’I REICHEL / KUKAHI -LIVE IN CONCERT-
ケアリィ・レイシェル / クカヒ -ライブ・イン・コンサート-
ハワイ直輸入盤 (PD-102)発売中
国内盤 VICTOR (VIBP-64)
11月26日発売予定
ケアリィ・レイシェルのコンサートを7~8年くらい、ほぼ毎年観てきました。変化は昨年位から起こりました。僕は横浜に住んでいるので昨年からは神奈川県民ホールで見るんだけど、なんだかケアリィにいつもの気合が感じられない。チャントもやらないしね。日比谷は野外だし、観客もお神酒が入ってリラックスしているから自然とアーチストもノッてきて…というのは考えられるけど、それだけでは補えない何かどーんと抜け落ちたものがあって、そういう意味ではどこの会場も同じようなテンションだったのではないだろうか? と思っていた矢先にこのDVDが発売されたわけです。とにかく驚きました。いったい日本で見ているショーは何なんだって。
DVDは昨年9月24日のホノルルでのステージを完全に収めています。まずケアリィのオリ3曲が美しいハワイの映像とともに披露され、続いて連続して6曲ものチャントが“ハラウ・カアラオカマイレ”の凄まじいダンスとともに披露します。もうここまででこのDVD買う価値は十分。観客は早くも興奮のるつぼという感じ。
続いてギターを持ったケアリィが現れて代表曲を歌いまくるわけなんだけど、特に凄かったのがマブダチ“ケアリィ・サヴァロス”が出てきて踊った“プー・プー・アオエワ=真珠貝の歌”での高まり。ケイキフラで華やかに踊られることが多いこの名曲をサヴァロスは上半身裸でとっても楽しいそうに踊ります。その他“マウナロア”“イポ・レイモミ”“ナ・ノホナ・ピリカイ”などをいつものジョークを交えながら歌い進んでいくという流れ。でもこのDVDはそれだけじゃ終わらない。アンクル・ジョージ・ホロカイを特別にフューチャーしてケアリィの彼に対する敬意を表しているんです。
カアラオ・カマイレのダンサーの踊りは、特別新しいことをやるわけでもないし、派手さもないような気もするけど、彼たちの踊りと表情には何かとっても癒される優しさが溢れていていつも見入ってしまいます。日本のショーでもおなじみのダンサーがたくさん出ているし、彼らのクムであるケアリィとの息はぴったり。とにかく、全ケアリィ・ファンが10年待ったDVDが完成したわけです!
このCDを買う
一言コラム:
ケオラ・ビーマーのコンサートに行ってきました。一部には彼がエンディング・テーマを歌った、映画“ビッグ・ウェンズデー”の上映があったりしてこのコンサートを企画した湘南の人々の熱いパッションを感じながら、70年代といういい時代を過ごせたことに感謝して、ゆっくりゆっくりと大船の駅まで歩きました。