コラムコラム

第35回 ジョニー・ラム・ホーがボン・ジョビなら、 このダーレン・ベニテツはリッチー・サンボラみたいな…

2015.01.27 ハワイアンCD
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DARREEN BENITEZ / DEAR MAMADARREEN BENITEZ / DEAR MAMA
ダーレン・ベニテツ / ディアー・ママ
(ハワイ直輸入盤 FKP-7006)

メリー・モナークのVHSを夢中に見始めた頃のことです。ジョニー・ラム・ホーの奇抜で“ロック”を感じさせる派手な踊りが大好きだった私は、教え子を歌と伴奏で応援する彼の姿をいつも見ていました。そこで気になったのが、横っちょでギターと高い声でコーラスを付けるヒゲの人。ギターも上手いし、世界一高いファルセットと言われるジョニーのボーカルと上手くバランスとりながらの控えめなコーラス。うーん、カッコいい!この人は誰? といろいろ調べた結果、今回のダーレンさんだということがわかったのでした。この時は嬉しかったなぁ、、、そう、今でこそ、まずまずの人気者ですけどね、、、。彼をその“まずまずの人気者”にしたのは湘南で“アロハ・オアフ”が大ヒットしたからでしょうかね? 高いけど、ふくよかなファルセットとギター中心の癒しの要素たっぷりの演奏。ストイックなまでのハワイアンへの固執ぶり。ジャケットのセンスの素晴らしさも毎回のことで、この点でもマニアック・ポイントを稼いでます。

さて、今回の3作目も素晴らしいハワイアン・アルバムになっています。もう、余分なものは一切ない、ほんとのハワイアン。余計な、レゲエっぽい曲や、80年代風のブラコン・ナンバーもないし…。

親方である、ジョニー・ラム・ホーが曲を提供しているのは当然のこと、ハワイ島人脈でナ・パラパライのケハウやチャールズ・カウプなどがズラっと顔を揃えています。中でもジョニー作の“NANI WALE LAU OLIVA”はオリーブの葉の美しさや虹など自然の美しさを称えた歌のようなんですが、そのほのぼのした歌はなんともいえず心地いいです。

混じりけなしのハワイアン・ウォーターのような、純度100%のハワイアンを知りたかったらこれです。これ以上のハワイアンを探すのはちょっと難しいと思います!

 

ひと言コラム*

友人がはじめた小淵沢の大人の“B&B+BAR”= ランプス・ロッジ に泊まってきました。スキー場がそばにあったので、20年振りのスキーに挑戦。晴天率85%という“富士見高原”で、突き抜けるような青い空と真っ白なパウダースノー。こんな気持ちいいスキーならまた行きたい! スキーから遠ざかっていた方、今スキーはすごく短いし、ブーツも進化していて、しかも安い。バブルのころ思い出してみんなでスキー行きませんか? “愛のコリーダ”で踊れるディスコはないけどね… ランプス・ロッジはこんなところです。安くて清潔。大人の癒しの宿です。
http://www.kobuchizawa.net/lamps/