MANOA DNA/NO PLACE LIKE HOME
マノアDNA/ノー・プレイス・ライク・ホーム
(ハワイ直輸入盤 RSCD-1008)
毎年夏に日本に来ては、精力的にはハワイ系イベントでライブを繰り広げているマノアDNA。その演奏と人柄から、一度見た人は必ずファンになるようで、お店でも“新しいアルバムいつ出るのぉ?”と問い合わせをたくさんお受けしました。ロイド“ダット”カワカミさんがお父さんで、息子のニックとアレックスが息子。この3人の頭文字を取ってDNAとなるわけです。
彼らはおそらくフラのバックもぜんぜん出来ちゃうと思いますが、アルバムではちょっと懐かしい70年代後半の、そうですね、カラパナやセシリオ&カポノあたりのサーフ・ロックのテイストとAORっぽい感じをミックスしたような音楽をやります。アルバムの中では、実際にカラパナとジェイムス・テイラーのカヴァーをやっています。まさにその時代に青春を過ごした僕にはもうたまらない音なんですね。
12弦ギターを中心にした爽やかなバックにこれまたクセのないコーラス。このブレンド加減が絶妙で、平日の朝に飲む、少し薄めに炒れたコーヒーのような… 新しいことやっていないところが、また新鮮といういいお手本だったりもします。
ケイキ・フラで人気の“カァ・アヒ・カフルイ”を2曲目でやっています。汽車が走る振りがかわいいあの曲です。一足早く“夏”を感じたいなら是非聴いてみてください!
ひと言コラム*
25年ぶりにサーフィンしました。そう、カラパナに夢中だったころです。当時もすぐにめげてやめてしまったので、まったくの初心者と同じです。勇気を出してスクールに入ったのですが、レゲエが好きな思い切りレイドバックした先生でまずは安心。約4時間の特訓、かなりきつかったけど、最後は1~2本乗れましたよ。というか先生が乗せてくれました。その後3日間のとてつもなく激しい筋肉痛は言うまでもありません…。