コラムコラム

第61回 エイミーが、その人脈のすべてを投入して作り上げた、 超豪華デュエットアルバムをドロップ!

2015.01.27 ハワイアンCD
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AMY HANAIALI’I / FRIENDS & FAMILY OF HAWAI’I
エイミー・ハナイアリィ / フレンズ & ファミリー・オブ・ハワイ
(ハワイ盤 URCD-8634)

エイミーがジャズを歌いたがっているのは、毎回アルバムの最後の方に遠慮気味に1~2曲そんなナンバーを入れていたことでもわかっていたし、前回の横浜でのライブも結構ジャズ歌っていたそうですよね。
今回、エイミーは自分の友人であるミュージシャンと1曲ずつデュエットするという企画盤なんですが、多くの曲がジャズっぽいアレンジと、綺麗なストリングスを敷いています。ラグジュアリー・ハワイアンって雰囲気の新カテゴリーの誕生です。

そんなわけで、1曲目からいきなり渋いんです。パラニ・ヴォーンって、たぶんもう還暦以上のはずだけど、ドスの効いた低い声とスローな曲調にマッチしてずしんと聞かせる。
CD店としては、試聴機で聴いて、1~2曲で判断されるお客様のことがあるので、1曲目としては渋すぎかなぁ。続く2曲目は楽しみにしていた、ヘンリー・カポノ。これもバラード。でもヘンリーの声が今もってカッコいいから、1曲目同様渋いけど許す!って具合で、ショーン・ナアウアオとデニス・カマカヒとのデュエット以外はすべてスロー・ナンバー。よくこんな思い切ったアルバム出したなぁ。

考えてみたらエイミーはハワイアン一筋きたわけで、あの声で“ハレイワ・フラ”みたいなアップテンポのノリノリのハワイアンを歌わせたら敵無しだけど、あの声量と声質を考えたらハワイアン以外も歌えるし、歌いたくなるのも頷ける。ここいらで本土でのヒットなんかも視野に入れたいところかも。

アルバムに参加したのはマーチン・パヒヌイ、ケアリィ・レイシェル、ジョン・クルーズ、エリック・ギリオム、ネイサン・アウェアウ、ロバート・カジメロ、フィジー etc…どのアーチストもハワイアン+αの音楽をやっている人ばかりですね。
秋の入り口にこんなしっとりしたアルバムを出すなんてエイミーも考えてるなぁ。まだ聴き込んだってほど聴いていないけど、全体のトーンが統一されているから、聴いていてとってもリラックスできます。特に夜のお酒のお供には最高だと思いますよ。結構酔いがまわってきたあたりで1曲目のパラニ・ヴォーンが染みるかもしれません。
それにしてもエイミーの一声でこれだけの大物が集まるんだから、さすがハワイアン・ディーヴァです。

 

ひとこと“アロハ”コラム
昨日、この夏初でたぶん最後の海水浴へ行きました。鎌倉の材木座海岸です。たまたま(ほんとにたまたまですよ)読んだ“女性自身”に、よくこの海岸で華原朋美がお金持ちの男と、ハイテンションでジェットスキーやっているって書いてあったので、遭遇しないことを祈っていました。華原さんはいなかったけど、いましたよ今日も。ジェット・スキー&水上スキー系の痛い人々。田舎のエグザイルみたいな男と、いかにもな女の人のグループ。材木座のメローな雰囲気にほんと合わないよな~。僕たちはベーシックに海の家でゴムボート借りて、まるで昭和のまんまの海の一日を過ごしました。
夏休みももう終わりですね…僕は今年のケアリィのコンサートを久しぶりに9月5日の日比谷野音で見ようと思っています。翌日はサッカー、川崎対横浜の地元決戦へ行って夏を締めます。