DONOVAN FRANKENREITER / REVISETED
ドノヴァン・フランケンレイター / リヴァジテッド
(日本盤 SRM-2)
ソウル・サーファーと呼ばれる人たちがいます。ケリー・スレイターのように、世界中のコンテストをツアーして賞金を得て生活するプロ・サーファーとは異なり、自由に心のおもむくままにサーフィンする。どうやって生活していくかはそれぞれ。ジャック・ジョンソンもある意味そうだけど、ドノヴァンほどソウル・サーファーの名称がピタッとはまる人もいない。深く緩やかなターンはこの人ならでは美しさだ。音楽家でもあった彼がインディーでCDを出したものが湘南のサーファーの間で話題になり、輸入盤が瞬く間に売切れてしまったことをよく覚えてます。生まれたカリフォルニアを離れて彼は今、カウアイ島に住んでのんびりと音楽り、時々サーフィンという生活を得て、馴染んできた今、今も売れ続けるデビュー盤の曲をハワイアン・アレンジで演奏し直した、言わばセルフ・カヴァー・アルバムがこれ。ハスキーでメローなボーカルにルーズなスティール・ギター、ウクレレの小気味いいカッティング。僕らがいつも聴いている、生粋のハワイアン・ミュージシャンが出す音色じゃなくて、どこかにロック的なニュアンスが潜んでいるところがいい。
最後の楽園カウアイの光と波、そして深い緑の中、仲間が集まった遅い午後からだらだらっと始まるセッションをそのまま録音したかのような臨場感。やっている方がリラックスしているから聴いているこっちもリラックスしてしまうんです。

DONOVAN FRANKENREITER / RECYCLE RECIPES 2
ドノヴァン・フランケンレイター / リサイクル・レシピス2
(日本盤 SRM-1)
ほぼ同時に出た、ドノヴァンによるドノヴァンの好きな曲をカヴァーしたアルバム。
アレンジは特にハワイアンってわけじゃないけど、アコースティックな演奏はいつものまま。ポール・サイモンやR.ストーンズなど以外の曲をドノヴァンが歌うとカウアイっぽく聴こえてしまって、上の“リヴァジテッド”と流れで聴いていました。
9月22日には待望の新作が登場。楽しみです。
ひとこと“ALOHA”コラム
山中湖の奥にある“道志の森キャンプ場”に行きました。ここは春秋に小規模な音楽フェスもやるところで、場内を清流が流れていて、とても雰囲気のあるキャンプ場。お盆だったから気に入ったサイトを探すのに苦労しましたが、テント、タープ、ミニキッチン&テーブルと、みんなでのんびり冗談言いながら設置しているうちにもうお昼。BBQは夜に取っておいて、そうめんと冷え冷えのビールで乾杯。
翌日は女性陣楽しみの“御殿場プレミアム・アウトレット”で買いものです。僕はアウトドア系のコールマンやノース・ファイスなんかもあったりでテンション上がりました。
御殿場あたりは横浜からだと東名高速は走りやすいし、近いし、楽チンなトリップでした。秋になったらまた行ってみようかな、早めの紅葉目指して。
女性はキャンプ場というと、トイレが~とか言いますが、今は多くのキャンプ場はウォシュレットだったりするし、お風呂は近所の温泉に行くので全く問題ないですよ。