AMY HANAIALI’I & Slack Key Masters of Hawai`i
エイミー・ハナイアリイ&スラック・キー・マスターズ・オブ・ハワイ
(ハワイ盤 PP-006)
今年のナホク賞を受賞した『フレンズ&ファミリー・オブ・ハワイ』はヘンリー・カポノやケアリィ・レイシェルらを迎えてのデュエット集でしたが、今回はスラック・キー・ギタリストとのデュオ作品集。もともとギタリスト好きなエイミーにとってはめちゃくちゃノレる企画盤だったのでしょう。
歌が冴えています。そのエイミーに集まった男たちもいいギター弾いています。どんなギタリストが参加したのでしょう。ギャビー・パヒヌイの息子シリル・パヒヌイのいぶし銀のような音色と歌。リム・ファミリーやコハラで活躍するサニー・リムの繊細なフレーズ、そしてエイミーだから呼べたと言うべき伝説のギタリスト、デニス・カマカヒ。全体は最近エイミーと活動をともにすることも多い、ジャズっぽいギタリスト、ジェフ・ピーターソンが仕切りつつ、もちろんギターも弾きます。ケアリィ・レイシェルの名カバーで知られるスティングの『フィールド・オブ・ゴールド』が特にいい出来でした。
冬が来ますね・・・。クリスマスまでの間のちょっと忙しく、体調管理も難しいこの時期、眠りに入る前のバックグラウンド・ミュージックにも最適。切ないギターとエイミーの感情抑え目なボーカルがいい眠りに誘います。
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ひとこと“ALOHA”コラム
急に寒くなって体調崩しますよね。この時期はほんと一気に日が暮れるので早め早めで行動しないと風邪ひきます。銭湯に午後4時行ってあがると外はほぼ夜。だから営業開始の午後3時半に行ってます。
僕が最近見つけた銭湯は超レトロ。最近の銭湯は番台がなく、フロント方式なんだけど、ここは気のいいおばちゃんが番台に陣取っていて、お金払うと「サンキュー」って言ってくれます。男湯と女湯の境にかかるカーテンがなぜかハワイアン・ファブリックで、ユザワヤあたりで昔買ってきた思われるごちゃごちゃしたハイビスカス柄なんだけど、それもここではいい感じ。ジェットバスもサウナもないのも静かな館内で年配の職人さんたちの会話を聞くのも面白いし、アナログ体重計の針の揺れも懐かしい。
そうここは昭和45年くらいから時間がストップしちゃっているんですよね。450円の温泉気分。近所の銭湯探して皆さんもいかがでしょう? 心も体もあったまりますよ。