ヘリから撮影したカウラパパ・モロカイ島
2006年『JALスカイワード1月号』の取材で、作家・鈴木光司氏とカメラマン、編集の方4人でモロカイ島に行ってきました。陸、海、空からのダイナミックな取材の様子を少しだけお伝えしますね。 まずは、その昔タヒチから新天地を求め旅立った先人たちが、はじめて定住し、コミュニュティーを築いた場所、ハラババレー(渓谷)をハイキング。
次は、最も危険で困難とされるカヌー横断レースが行われるというモロカイ海峡を小さなボートで移動しました。そして、モロカイ島はヘリが飛んでいないので、マウイ島からヘリに乗り、空撮に挑んだ、というそれはそれは刺激的な日々でした。この記事は読者に好評で、読者アンケートのおもしろかった記事で1位になったそうです。もし読んで頂いた方がいましたら、この場を借りてお礼を言いたいと思います。
ホノムニの作者が住んでいたところ
信号がひとつもない道が東西に広がり、のんびりとしたモロカイ島ですが、そんなモロカイ島にも、ハンセン病患者を強制的に隔離し収容していた悲しい過去があります。 そして、文献が残っていなく諸説あるので断定はできませんが、フラ発祥の地ともいわれている興味深い島です。
昨年フラ好きの友人とモロカイ島でクム、ジョン・カミカウアが主催する「カ・フラ・ピコ」という儀式に参加して、スピリチュアルな経験をしました。これについてはまた今度ゆっくりお話ししますね。またその頃、モロカイ島の曲「ホノムニ」を習っていたので、曲を作ったジョン・ピイラニ・ワトキンス氏が住んでいたといわれる地を、クム、モアナさんに案内してもらいました。フラを踊るに当たって、その土地の風、空気を感じられるという事は、ありがたい経験です。またこの仕事でいろいろ勉強させて頂きました。お仕事に感謝!
鈴木氏語録がいくつかあるのですが、特に私の心に響いたのが、「まじめは良いけれど、生が付いちゃ駄目だからね!」という言葉。私はスケジュール通りに動くことをベストとしていたので衝撃でした。
泊まったホテルは最高級のモロカイランチ&ロッジで、水平線と同じ目線にあるプールが最高!良いホテルに泊まることは多いのですが、ほとんど寝に帰るだけ。人生に余裕を生み出すには、自分でちゃんと時間を作らなければいけないんだな~と実感しました。遊びは大切。車のハンドルと同じでなんすね。