コラムコラム

第6回 エ ピリ カコウ イン ジャパン

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近所のアジサイ。6月、地元茅ヶ崎にて 今年、久しぶりに日本に帰り、5月中旬から6月中旬までの約一ヶ月間を過ごしていました。

去年は帰れなかったので1年ぶりの日本です。なかなか帰国できないと、茅ヶ崎にいる母が寂しがり「会いたい!」と連絡してきます。
年2回3ヶ月ずつ帰るのが、理想的なのですが、仕事のことを考えるとなかなか難しく、実際は年に1度も帰れないことがあります。フリーの身なので、一度日本に帰ったら長く滞在できますが、その間、無収入になってしまいます。

親にわがままを言い、1979年にハワイに渡り約14年。時の経つのは早いものです。母もだんだん年を取ってきたので、できるだけ側にいたいと思っているのですが……。
日本に滞在している間、「素敵なフラスタイル」編集部から、エ ピリ カコウの取材の依頼がありました。取材ではナラニ先生にも会えるという嬉しい内容。本当にありがたかった!

というのも、日本滞在中はフラから離れているので、6月2、3日のエ ピリ カコウの取材がとても楽しみだったのです。

 

 

エ ピリ カ コウでのナラニ先生の発表

 
ハワイでは、毎週2回、水曜の夜7時半から10時近くまでフラのレッスンをしていました。それを休んでの日本行きだったので、クムからしっかりチャントの宿題を出されました。イプを叩きながらのチャントは、声の大きい私にとって快感なのですが、発音がちょっと分からないことがあります。

前もお伝えしたようにハワイ語は、パワーを持っているのできちんと発音しないと何を言っているのか聞き取れません。ナラニ先生は、特に発音をとてもこだわります。発音の中には、日本の木やりの様な音を出す音もあるように思いました。

エ ピリ カコウを取材する中で、特に興味深かったのは、10人の先生と日本の生徒さんたちとのクカクカ セッション。これは生徒さんから先生への質問をする質問タイムです。日本のフラ状況が分かり、日本のフラ事情を知る絶好のチャンスでした。

フラのお仕事に関わって初めてした仕事は、1998年。フランク先生とお会いしたウルルン滞在記や、ハワイで主催される日本対象のコンペなど、内容はさまざまなものでしたが、今回の取材で、日本とハワイのフラの違いを分かっていなかったことに改めて気がつきました。

日本のフラダンサーの方々には、フラがハワイの文化だということを忘れずに、日本の文化の尊さと同じよう、リスペクト(尊重する気持ち)を忘れないで踊っていただければと思います。

私は、ハワイでフラを習っている者として、ハワイ人から学んだ多くの大切なことを、日本のフラシスターたちにシェアー(分かち合い)をしていきたい、という気持ちを常に持ち続けているので、分からない事があったら、調べるお手伝いはできると思いますし、また、このような媒体を通して、お伝えできればとも思います。

エ ピリ カコウに参加されていた日本のフラダンサーの懸命さを見て、非常に勉強になりました。たった2時間でちゃんと曲を覚え、ほんとうにすごい。

最近、取材する中で「日本人のフラは、ハワイアンよりも上手だよね!」という声も聞きます。これからも楽しみながら、魂を入れて踊っていきたいですね!