私事ですが、2008年8月8日北京オリンピックの日に結婚しました。夫はチャイニーズハワイアンで、カメハメハ校卒業のロミロミ師です。
ブレイン カイウ モク Blain Kaiu Moku
【参考】
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/cover2/080702_hawaii_04/index3.html
http://www.hawaii-arukikata.com/tokushu/loco_moku.html
※興味のある方はぜひご連絡下さい。
フラを踊りすぎて動かなくなったひざを直してもらったのがきっかけで、6年間のお付き合いの後、ゴールインしました。
ハワイにいて、フラ関係者やハワイアンの方々とお仕事をすると「しょせん日本人」と11年間言われ続けて来ましたが、晴れてハワイアンの仲間入り。“KAU INOA”(to build a nation www.oha.org)に登録しました。
ハワイの文化であるフラを通じハワイで生活をしていると、さまざまなハワイ人と知り合います。
あるハワイアンの方は、「アメリカ人にはなりたくないのでパスポートは持たない、だから海外には行かない。しかし日本には行ってみたいが行かない」と言います。かと思うと、「日本に行くと儲かるから日本に連れてって!」と言う人も。
ハワイにいると、フラに対して日本人が持つ意識とハワイ人のそれとの差に戸惑うことがよくあります。少なくとも私が教わったアロハスピリットとは、「受入れる心」「尊重する気持ち」「感謝すること」、そして「分かち合うこと」です。
私の先生は、「分かち合わなければ文化が廃る」とおっしゃいました。自分がいつ死ぬかわからないから、と。そして、教えられている生徒にも責任があるともおっしゃいました。
フラは、私そのものです。生活すべてです。振る舞い、行い、言葉、すべてが出ます。毎日が精進ですね。本物は一つだと思います。
いっぽうで私は日本人です。ハワイの文化を学んでおきながら、自分のルーツである日本の文化を蔑ろにしてしまっては元も子もありません。そこで、今は亡き師匠から師範の看板を頂いた、華道の草月流のおけいこを再開しました。今、私が習っている先生は、アメリカで生まれた日系人。日本語がお出来になる素敵な先生です。
そういえば、その先生から伺った話があります。先日、先生の生徒さん(もちろんハワイの人です)が箱根の紅葉を見に行かれたそうです。しかし、紅葉の何が良いのかがわからなかったとおっしゃっていたそうです。日本人のように、色彩で四季を感じることはないのでしょう。感受性の違いに驚きました。確かにハワイには、四季があってないようなものです。日本のように季節に関するそれぞれの思いは理解出来ないかもしれません。
そんなことを聞くと、ハワイというところは、改めて面白いと実感します。ハワイ人の思い、日系人の思い、日本人の思いを日々、発見してしまいます。
さて、11月は、ハワイではフラのイベント満載です。11月5~9日モクオケアベ(www.mokuokeawa.jp)、11月13~15日インターナショナル・フラ・カンファレンス(www.waikikihulaconference.com)、ワールド・インビテイショナル・フェステイバル(www.worldhula.com)など。いずれもワークショップの内容が、とても充実していますので、ぜひこの機会に参加してみてください。
ハワイは今、観光客が減っています。確かに、ハワイで暮らす私たちですら、ハワイの物価は高いと感じます。でも、この環境にはお金には代えられない価値があるはずです。皆様どうかハワイに来て、ワークショップやライブショーなどでフラを楽しんでください。踊りに来てください! お待ちしておりま~す!