最近、さまざまな媒体で、ヘイアウを紹介した記事を目にします。
実は私も幼少の頃から精神世界に興味を持ち、シャーリー・マックレーンの「アウト・オン・ア・リム」や「聖なる予言」を読み、スピリチャル的コンセプトの大切さを尊重し続け、何のために生きているのかを追及し、フラに魅了された者です。
仕事を通して20世紀は、物質文明の時代そして、21世紀は、精神世界が求められると思っていましたので、取材内容もスピリチャルな視点にこだわりを持ち、ヴァンサンカン(2000年9 &11月号)で「癒しリゾートハワイ」や「運命を磨くハワイアン・スピリチャル・ヒーリング」でKeaiwa Heiau(ケアイワ ヘイアウ)を紹介し、昨年終了した番組2005年8月28日放送の「世界ウルルン滞在記」、2007年2月10日放送「世界ふしぎ発見! フラに秘められた本当のハワイ」のコーディネートを担当し、カウアイ島の通称ラカ・ヘイアウをご紹介しました。
そして、その時どきにハワイアンからさまざまなことを教えら、不思議な体験もしました。
基本的に、我々日本人は、ハワイで生まれたわけではなく観光客という立場でハワイを訪れます。最近は日本人向けのヘイアウ・ツアーがあるらしく、本来はもっと先に、ハワイアンの子供たちや地元の意識を高めるために使われるべき場所なのに、観光スポットとして紹介されることによって、ゴミの問題やマナーの悪さに困っているという声を耳にするようになりました。さらには、スピリットを家に持って帰ってしまって、ラップ現象を起こされたお話も聞きます。
フラを踊っていらっしゃるとお分かりになるとは思いますが、ハワイには、良いスピリットも悪いスピリットも実在します。だからきちんと理解せずに、気軽にヘイアウのような場所に行ってしまうと、よくない結果を招くこともあるのです。読者の方々には決してそんな思いはして欲しくありません。
そこで、この場で皆様と分かち合いたいと思います。
(その2へ続く)